からだのレシピ

糖質を緩やかに制限する食事法(4)

ロカボマークを発表する山田悟理事長(左)と辻口博啓シェフ
ロカボマークを発表する山田悟理事長(左)と辻口博啓シェフ

 ■一日の摂取量制限130グラム守れば スイーツを楽しむことも可能

 緩やかな糖質制限の食事法(ロカボ)では、糖尿病対策や肥満改善策で避けるべきとされてきたスイーツやお酒などの嗜好(しこう)品を摂取することができる。1日3回の食事で取る糖質を120グラム以内に制限すれば、間食にスイーツ(糖質10グラム)を楽しむことが可能だ。

 ロカボを提唱している食・楽・健康協会(東京都)の山田悟理事長(北里研究所病院糖尿病センター長)は「2008年に『The New England Journal of Medicine』に掲載された低糖質食と低カロリー食を比較した試験では、低糖質食が血糖改善などに有効という結果だったが、糖質摂取は1日当たり120グラムだった。私は、日本人の患者さんに1日当たり10グラムの糖質を増やす試みをしたところ血糖値は良好だった。スイーツなどを多めに摂取したいときは、食事の糖質で調節し1食40グラム以内に収まるようにすればいい」と説明する。

 モンサンクレール(東京都)のシェフ、辻口博啓さんの開発したチョコレート「ショコラユニバース」(6枚入り)は砂糖を使わず低糖質甘味料を使うことにより1枚(5グラム)当たり糖質約1・5グラムにまで抑えている。辻口さんは「糖尿病などの生活習慣病の人も健常者も安心しておいしく食べられる。低糖質スイーツは両者が楽しめるものであることが大切」と語る。また簡単に自宅で作れるものもある。コーヒーゼリーは沸騰した水2カップにインスタントコーヒーと低糖質甘味料をそれぞれ小さじ2杯分入れて混ぜ、さらに粉ゼラチンを5グラム入れよく混ぜる。冷蔵庫で冷やし生クリームをかけ、できあがりだ(『北里研究所病院Dr.山田流糖質制限料理教室』)。山田理事長は「健康的で幸せな人生には嗜好品も必要」と話す。(宇山公子)

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