みんなこの場所で…阪急三番街「かわいい水族館」32年の歴史に幕、癒やしスポット惜しむ声 来春リニューアル

 水温は23〜28度に保たれ、海水魚と淡水魚合わせて約50種類、約2千匹が飼育されている。淡水魚の中でもひと際大きいレッドコロソマは、20年ほど生きているご長寿。イエローシクリッドは繁殖を繰り返し、水槽内にひしめき合うほど増えた。

 定期的にダイバーが水槽に入って掃除をしてきた。昨年秋まで約30年にわたって担当した清水宏晃さん(62)は、興味深そうに眺める子供たちと水槽越しに「あっち向いてホイ」をして遊ぶなど触れ合いが楽しみだったという。

 最終日も特別なイベントはなく、静かに姿を消す水族館。近くに掲げられた案内板を見た人々から「残念」といったつぶやきが漏れる。魚は各地の水族館などに引き取られる。

 施設を管理運営する阪急阪神ビルマネジメント(大阪市)によると、平成29年春には新名所となるような姿に生まれ変わる予定で、「今冬には概要を明らかにする」としている。(吉田智香)

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