共産侵食・番外編

「共産党の本質は何ら変わっていない…」 「暴力革命方針」閣議決定導いた山田英雄元警察庁長官が警鐘を鳴らす

【共産侵食・番外編】「共産党の本質は何ら変わっていない…」 「暴力革命方針」閣議決定導いた山田英雄元警察庁長官が警鐘を鳴らす
【共産侵食・番外編】「共産党の本質は何ら変わっていない…」 「暴力革命方針」閣議決定導いた山田英雄元警察庁長官が警鐘を鳴らす
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 今年3月、政府が質問主意書に答える形で、共産党を破壊活動防止法の対象団体であるとした異例の閣議決定を行った。中には警察庁が現在も共産党が「暴力革命の方針」を変更していないと認めた部分もあった。この源泉となった34年前の国会答弁で「暴力革命の方針」堅持を指摘した山田英雄元警察庁長官(84)は「現在も共産党の本質、危険性は何ら変わっていない」と警鐘を鳴らす。

 山田氏が警察庁警備局長として答弁に立ったのは昭和57年4月20日の衆院地方行政委員会。共産党に対する警察の情報収集活動のあり方に反発した同党の三谷秀治議員の質問に対し、暴力革命を意味する「敵の出方論」に言及した。

 現在の共産党は「分派が行ったこと」としているが、同党は戦後の一時期、全国的な暴力破壊活動を展開していた。

 綱領には57年当時から「暴力革命」の記述はなかったものの、共産党の本質は暴力革命にあるとにらんだ山田氏は当時のトップ、宮本顕治委員長の著書「日本革命の展望」を引用。「革命への移行が平和的になるか非平和的になるかは(中略)敵の出方にかかる」との記述を根拠に「暴力革命の方針を捨て切っていない」と答弁した。

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