発見された「地球に似た惑星」について、いまわかっていること プロキシマ・ケンタウリb

 プロキシマ・ケンタウリは赤色矮星なので、太陽よりはるかに小さく、発する熱も少ない(質量・半径がともに太陽の7分の1程度)。

 プロキシマbは、地球が太陽から受ける量の約65パーセントに相当する熱放射を受けていると推測されている。もし大気がなければ、その表面の平均温度は摂氏マイナス40度になるとみられる(地球表面の平均温度は摂氏15度だが、地球が大気をもっていないと仮定した場合、その表面温度は摂氏マイナス20度になる)。

 プロキシマbが大気をもっている場合、その表面温度には摂氏30度~マイナス30度までの幅があると考えられる。もし大気が存在するなら、地表の一部で「液体としての水」が存在する。

 プロキシマbは恒星に非常に近いため、重力に起因する潮汐力によって常に同じ面を恒星に向けている可能性がある。つまり、片側には常に日が当たり、その反対側は永久に薄暗いかもしれない。この場合、水は片側の面にしか存在しないことになると考えられる(回転している場合は、水は赤道付近に存在すると考えられる)。

赤色矮星は、宇宙で最もよくあるタイプの恒星だ。今後、赤色矮星の周りでプロキシマbのような地球サイズの惑星がよく見られることを天文学者たちが確認できれば、銀河系に生命が存在するのは当然だという議論が生まれることになるだろう。