リーダーの素顔

「医療崩壊の危機は産業化で乗り切れ」医療法人社団KNI理事長、北原茂実さん

 --必要な医療が受けられなくなる懸念は

 「セーフティーネットとして、国の定める基本的な医療に関しては、所得や資産に応じて自己負担額を設定し、上限を超えた部分は公金で補助します。全額自己負担で最高級の医療とサービスを受けるなど一定の選択の自由があれば、塩漬け金融資産1500兆円の流動化にも役立つはずです」

 --医療の輸出産業化にいち早く乗り出しています

 「国民皆保険制度や産業化を阻む医療法が存在せず、固定概念のない途上国で、理想の医療を実現してみせようと考えています。現在はカンボジアで同国と日本の両政府、企業の協力の下、救命救急センターをつくっています。国民が自国で質の高い医療を低価格で受けられ、医療者が誇りある生活を維持し、かつ永続性のある仕組みが必要です。実現すればカンボジアに平和と豊かさがもたらされ、日本の医療が世界に輸出できる産業に生まれ変わる。それを逆輸入すれば、破綻寸前のわが国の医療を救えるかもしれません」

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