市川九團次が浅草で自主公演 9月1、2日

市川九團次
市川九團次

 歌舞伎俳優の市川九團次(くだんじ)(44)が9月1、2の両日、浅草公会堂(東京都台東区)で「第1回九團次の会」を催す。長年、坂東薪車(しんしゃ)を名乗って上方歌舞伎で活躍してきたが、昨年1月に四代目として九團次を襲名し、活動拠点を東京に移した。「江戸で受け入れていただけるか楽しみ」と、新たな名で初の単独公演に臨む。前半は井上ひさしの短編集「不忠臣蔵」から、若き浪士、橋本平左衛門(九團次)に焦点を当てた新作「義士残花抄〜それぞれの忠臣蔵〜」(浅香哲哉脚本・演出)。後半は狂言舞踊「太刀盗人」。「分かりやすい演目にした。44歳ですし、結果を出さないと。本当の意味での第1回です」と気合十分。ゼンエイ(電)03・3538・2300。

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