「由良の赤ウニ」供給増へ養殖、順調に生育 洲本

港内の水深5〜6メートルの地点に浮体を設置し約40メートルにわたってロープを張り、そこにプラスチック製のふた付きのカゴ約30箱をつるして設置。一部は陸上の漁協施設の水槽内で養殖し、水温が低い冬季は月に1回、4〜11月は月2回程度、周辺で取れた海草を与えて育成してきた。

 県洲本農林水産振興事務所によると、高水温でエサが豊富という赤ウニの養殖に適した条件に合致し、昨冬シーズンの水温が高かったことも影響してか多くの個体が生き残った。大きさについても、昨年9月はトゲ部分を除いた殻の大きさが直径2センチ程度だったのが今年7月には4センチ以上に。佐賀県から譲り受けた個体はあらかじめ1年程度育成されたものだったが、開始時の約4センチから出荷できるサイズの約6センチ程度まで大きくなった。

 ただ、可食部分の大きさや味はまだ確認できていないため、今秋にもサンプルを取って調べる予定。

 同事務所の担当者は「ブランドとなっている赤ウニと同じ海草を食べて育った個体。今後、味などを確かめるなどして、関係各団体と力を合わせて事業化にこぎ着けたい」と期待していた。