瀬戸内のウミガメ、健康診断と甲羅洗いでスッキリ…神戸空港島

ウミガメの甲羅を磨く子供たち=神戸市中央区(沢野貴信撮影)
ウミガメの甲羅を磨く子供たち=神戸市中央区(沢野貴信撮影)

 神戸空港島西緑地(神戸市中央区)で21日、人工海水池に放流されているウミガメの健康診断が行われた。甲羅洗いの体験会もあり、約50人の親子連れでにぎわった。

 池には、須磨海浜水族園(同市須磨区)が漁船との衝突事故などで傷ついたウミガメなど計10頭を一時的に保護している。この日は、大阪湾や播磨灘に生息するウミガメに親しんでもらおうと、そのうち5頭の健康診断を一般に公開。同園職員が身長や体重を測定し、採血も行った。甲羅洗い体験では、子供たちがたわしやタオルを手に、甲羅を力強く磨き、海藻やコケなどの汚れを落とした。

 同市垂水区の小学5年、内海裕稀君(11)は「ゴシゴシと磨いたら、とても気持ちよさそうだった」と話していた。

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