万象

生きた化石 首が伸びなかったキリン

オカピ(よこはま動物園ズーラシア提供)
オカピ(よこはま動物園ズーラシア提供)

 アフリカ・コンゴ(旧ザイール)のジャングルで静かに暮らすオカピは、脚や尻の鮮やかなしま模様からシマウマの仲間と思われがちだ。しかし、実際はキリン科の動物。まだ首が長くなく大型のシカ程度の体格だった1000万年前のキリンの祖先の特徴を、そのまま残している。

 1997年に日本で初めて飼育に取り組んだ、よこはま動物園ズーラシアの石和田研二飼育員によると、キリン科の祖先は森の奥にすんでいたが、一部が大草原サバンナに進出し、高い木の葉を食べる必要から首が伸びたらしい。オカピは森に残ったため変化せず「首が伸びなかったキリン」と呼ばれているという。(壽)

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