シャープ戴体制始動 「人員削減は最終手段」「遊んで給料もらっている人は修理」「プレッシャーないと改革できない」

シャープ戴体制始動 「人員削減は最終手段」「遊んで給料もらっている人は修理」「プレッシャーないと改革できない」
シャープ戴体制始動 「人員削減は最終手段」「遊んで給料もらっている人は修理」「プレッシャーないと改革できない」
その他の写真を見る (1/3枚)

 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で経営再建中のシャープの戴正呉社長は22日、堺市の本社で記者団の取材に応じ、人員削減の可能性について「削減するよりも配置換えやモチベーションを上げ、適正化することが重要だ」と述べた。戴社長は6月に、国内外の従業員約4万3千人のうち7千人規模の削減を示唆していたが、軌道修正した格好だ。

士気低下に懸念

 シャープの夏季休暇明けとなった22日、戴社長が就任後初めて社員に向け方針を表明するとあって、早朝から大勢の報道陣が詰めかけた。本社ロビーで取材に応じた戴社長は人員削減に対する考えを問われると、「抜本的な構造改革は人員(削減)だけではない。人員(削減)の話は経営上よくない」と説明。従業員の士気低下に懸念を示した。

 シャープは主力の液晶事業の不振などが響き、平成28年4~6月期は連結売上高が前年同期比で約3割減少している。戴社長は「(現状の年間)2兆円分の売り上げではコストや人員、サプライチェーンをカットしないといけない。どうやって売り上げアップするかが一番大切だ」と、まずは売上高の向上を目指すことを強調した。そのうえで人員の最適化を進めるとし、「あまり仕事をしないで、遊んで給料をもらっている人は修理しないといけない」と話した。