タチウオの漁獲量日本一を誇る和歌山県有田市の箕島漁港で20日、「とれピチ朝市」が開かれた。同漁港で早朝に水揚げされた新鮮な魚が市場にずらりと並び、多くの買い物客でにぎわった。
地元で水揚げされる魚の魅力を知ってもらおうと、有田箕島漁協や同市などでつくる県有田市産地協議会が主催。平成24年9月から毎月1回開いている。
この日は、旬を迎え脂が乗ったタチウオやハモ、タイなど約20種類の鮮魚が店頭に並んだほか、有田みかんを使ったジャムなど地元特産品を販売するコーナーも設けられた。集まった買い物客らは、真剣な表情で品定めをしていた。
夫婦で訪れた同県由良町に住む山本佳央理さん(38)は「スーパーで売られている魚よりも断然安く、新鮮でおいしそう。食べるのが楽しみ」と話していた。