世界遺産目指す百舌鳥・古市古墳群に5つの課題、文化庁が「世界の人がわかる説明を」と注文

 距離的に離れた2古墳群の移動は現在、直通バス便はなく、鉄道を乗り継ぐしかない。バス実現には、民間バスとの調整や採算性をクリアする必要がある。

 宮前室長は「昨年指摘された課題に比べ今回は『深堀りした』感じで、対応しやすい。ただ『顕著な普遍的価値』に対する説明は考え方を見直さなければならない」と話す。

 登録推進本部会議は有識者らによる委員会を今月19日に開催し推薦書原案の修正検討に入った。10月には海外専門家を交えた国際専門家会議を予定している。

【百舌鳥・古市古墳群】 堺市中心部の百舌鳥古墳群44基と、羽曳野、藤井寺両市に広がる古市古墳群45基の総称。4~6世紀の大小の古墳からなるが、今年3月に文化庁に提出した世界文化遺産の推薦書原案では、4世紀後半~5世紀後半に築造された59の古墳で構成。仁徳天皇陵古墳(全長486メートル)や応神天皇陵古墳(同425メートル)、履中天皇陵古墳(同365メートル)などがある。

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