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リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー決勝で19日、日本がアジア記録を更新して銀メダルを獲得した。予選後、日本に異様なまでの対抗心を燃やしていた中国も、日本の快挙を認める声を抑え切れずにいる。
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18日の予選。1組に出場した中国は自身が持っていたアジア記録を更新した。ところが直後の2組で日本が生まれたばかりの記録をさらに塗り替えた。
選手が「決勝ではアジア記録を日本から奪い返せると信じている」「決勝は命がけで走る。日本に負けないよう努力する」と打倒・日本を誓うと、インターネット上の掲示板は「日本に負けるなんてダメだ。絶対に日本にメダルを取らせてはならない」といった書き込みで溢れたのだが…。
日本のアンカー、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)は、決勝で米国に先んじてゴールに飛び込んだ。米国が失格にならなくとも、メダルの色は「銀」だった。
山県亮太(セイコーホールディングス)、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥がバトンをつないだこの快走には、中国の第2走者、謝震業も「日本の走りはよかった。米国も日本に勝てなかった。間違いなく日本はいろんな部分でわわわれよりより上だった。今後は研鑽を積んで、日本に負けない」と白旗を上げた。