主張

権限のない原発運転停止を公約に当選した鹿児島のテレ朝出身県知事に申す 県民に謝罪し公約を取り下げよ!

 三反園氏は、県民の間に「熊本地震があって原発は本当に大丈夫かという不安がある」ためとしているが、同地震による川内原発の揺れは小さかった。知事としてはこの事実を冷静に受け止め、原発の安全性に問題がないことを県民に説明すべきであるのに、その姿勢は全く見られない。

 三反園氏は19日、川内原発の周辺地域で避難道路や橋などを見たが、停止要求が前提の視察であっては真の安全が遠ざかる。

 昨年、原発再稼働の一番乗りを果たした1、2号機は今年10月と12月から定期検査に入る。

 この機会に、九電や地元自治体とじっくり話し合うことを勧めたい。それが公約の実質的な履行にもつながろう。薩摩川内市の岩切秀雄市長は「再稼働で活気が戻った」と発言している。地元の声にも真摯(しんし)に耳を傾けるべきだ。

 知事が不安の「震源」では万事において立ちゆかない。

 三反園氏は知事選で、鹿児島県の経済振興を掲げていたではないか。知事として、現実を見据えたエネルギー政策を推進するよう期待したい。これに背を向けた県政には、寒風が吹くだけだ。