五輪レスリング

「沙保里は私のヒーロー」憧れの人、吉田沙保里の背中を追って、ついにつかんだ金メダル 減量も「吉田と戦うため」 美人レスラー、ヘレン・マルーリスの夢とは

 涙で顔をくしゃくしゃにして24歳のヘレン・マルーリスは喜びを爆発させた。米国旗で身を包み、場内を一周しても、表彰台でもマルーリスの涙は止まらなかった。

 米女子レスリング界で初の金メダルであるばかりでなく、「レジェンド」吉田沙保里を破っての大殊勲に米メディアは沸いている。

 米紙USAトゥデーはマルーリスがフリースタイル53キロ級のメダル授賞式を終えた後の記者会見の彼女の言葉を伝えている。

 「吉田さんのことを研究すればするほど、彼女のことが好きになった。彼女と戦うことは夢だった。沙保里は敵ではない。神様は本当にそれを私に教えてくれました」

 マルーリスは過去2回、吉田と対戦しているが、いずれもフォール負けだった。もっとも実力をつけ、米の同じ階級ではもはや敵なしだった彼女は、ラスベガスで2015年に行われた世界選手権の55キロ級で金メダルを取っている。

 「オリンピックで吉田と戦うためには2キロ減量しなければいけない」

 USAトゥデーやデトロイト・フリー・プレスなど複数のメディアは、マルーリスがいかに吉田に憧れ、背中を追い、対策を練っていたかを紹介している。2キロ減量は吉田と戦うための必須条件だった。