五輪バドミントン

タカマツペア「正反対」で「余り物」の2人、歴史の扉開く

 2人はプレースタイルだけでなく、性格も正反対だ。面倒見がよく、周囲に気を配る高橋と、冷静でマイペースな松友。高橋はネイルにはまっているが、松友は興味がない。遠征先の部屋では「お互い好きなことをやっている」(松友)。日本ではほぼ別行動で、お互いのプライベートも知らない。

 松友の入社前、一緒に買い物に行ったことがあるが、「お互いセンスが違いすぎて。それ以来、行っていない」と高橋。だからといって仲が悪いわけでもない。

 高橋は言う。「ダブルスは2人でひとつ。性格が真逆でもいいと思うけど、バドミントンに対する意識は一緒じゃないと成り立たない。私たちはいつか五輪で金メダルを取るという気持ちがずっと一緒だった」。10年間、勝つ喜びも負ける悔しさも、すべてともに味わってきた。

 「余り物」から世界一となった今、2人は改めて思う。「先輩とでなければ、松友とでなければ、ここまでこられなかった」(森本利優)

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