「優花」「さくら」安らかに…レッサーパンダとキリン、愛媛県立とべ動物園の人気者

 愛媛県立とべ動物園(砥部町)は、同園で飼育していたレッサーパンダの「優花」(雌、6歳)とキリンの「さくら」(雌、10歳)が死んだと16日、発表した。

 同園によると、優花は今年5月中旬、右後ろ脚が傷による感染で腫れ、7月末には同様の晴れが左前脚にも広がり症状が悪化。今月15日、歩行困難になり同日夕、敗血症で死んだ。平成平成24年3月に山口県の周南市徳山動物園から同園に移り、「シャンチー」(雄、9歳)との間に3頭を出産した。レッサーパンダの平均寿命は15歳程度という。

 さくらは、ここ数年はひづめが伸びすぎる過長蹄により歩行が困難な状態が続いていた。今月15日朝、獣舎で転倒した状態で発見され治療していたが、16日未明に死んだ。死因は誤嚥(えん)性肺炎とみられる。23年11月に山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドから同園に移されていた。キリンの平均寿命は20~25年という。

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