五輪競泳

強盗被害の米国選手ロクテ 狂言の可能性 ブラジル当局がパスポート押収決定もすでに帰国

 ブラジルの司法部門が、警官を装った集団に銃を突きつけられてサイフなどを奪われたと主張した米競泳チームのライアン・ロクテらを出国禁止処分とし、パスポートを押収することを決めたことが18日、明らかになった。ロクテらの証言が狂言だった可能性が浮上しているが、ロクテはすでに帰国しており、ブラジル当局のドタバタぶりが際立っている。

 リオデジャネイロ五輪競泳男子800メートルリレーで米国の金メダルに貢献したロクテは、競泳競技終了翌日の14日朝、市内で飲食してタクシーで選手村に戻る途中、強盗に遭遇したとしていたが、なぜか警察には通報していなかった。

 AP通信などによると、報道で事件を知ったリオの警察当局が捜査に乗り出したところ、ロクテらを乗せたタクシーは確認できず、目撃者も見つからなかった。

 ロクテは米NBCに事件の詳細を話しているが、警察の事情聴取の際は、乗っていたタクシーの車種や色、発生現場どころか、発生時刻さえも証言できなかった。ロクテらは「酔っていたため覚えていない」と弁明していたという。

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