ロッテ裏金疑惑

聴取当日に副会長が自殺でどうなる捜査…創業家の指示はあったのか 遺書には「裏金はない…」

 焦点は、創業家の指示で巨額の裏金が組織的に作られていたか否か-だった。

 7月26日には、業者から裏金を受け取った背任収財などの罪で、武雄氏の長女、辛英子(ヨンジャ)被告(73)を起訴。また、武雄氏が日本のロッテホールディングス(HD)の株式を英子被告らに譲渡した際、6千億ウォン(約540億円)ともいわれる贈与税を脱税した疑惑が新たに浮上している。

 しかし、創業家の指示で巨額の裏金が組織的に作られていたか-をめぐる捜査は難航。韓国紙、朝鮮日報によると、(1)「金庫で見つかった現金は配当金と給与」とする武雄氏側の主張を崩せない(2)ロッテは多国籍企業であるため捜査に限界がある-などから壁にぶつかっているという。

 こうしたことから、検察当局は「ロッテを最もよく知る最重要人物」として、李副会長らを取り調べた後、来月上旬にも武雄氏や昭夫氏らの事情聴取に踏み切る方針だったと報じられている。

 聯合ニュースによると、検察関係者は「捜査日程を再検討せざるをえない」と衝撃を受けているという。

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