杉山清貴に聞く

ソロデビュー30周年で妹分の菊池桃子48歳とデュエットも…「やっと自分が表現すべき言葉が分かってきた」 

【杉山清貴に聞く】ソロデビュー30周年で妹分の菊池桃子48歳とデュエットも…「やっと自分が表現すべき言葉が分かってきた」 
【杉山清貴に聞く】ソロデビュー30周年で妹分の菊池桃子48歳とデュエットも…「やっと自分が表現すべき言葉が分かってきた」 
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 シンガー・ソングライターの杉山清貴(57)が今年、ソロデビューから30周年の節目を迎えた。2枚組の記念アルバム「OCEAN」では、妹分ともいえる菊池桃子(48)とのデュエット曲も収録。シティーポップスの先頭を走った時代から、ハワイへ移住し、新たな自己の像を見つけ、今は自然体で曲作りを続ける。そんな杉山の現在を表した作品となっている。(兼松康)

 「ソロ30周年という年に、こういうアルバムができたのは、自分にとってすごく良かったと素直に思っています」

 記念すべきアルバムの手応えを、率直に話す。

 1枚目は新曲8曲をそろえ、今の杉山を存分に表した。2枚目は数あるソロでの代表曲の中から、ソロデビュー曲「さよならのオーシャン」と「最後のHoly Night」を4バージョンずつ収録した。

 「さよなら…」「最後の…」はともに「くしくも4バージョンずつあった」という。

 前者は、昭和61年のオリジナル▽平成7年のアルバム「RHYTHM FROM THE OCEAN」に収録された「<オーシャン’95>」▽15年のアルバム「Hula moon sessions」に収録されたアコースティックレコーディングのバージョン▽そして25年のアルバム「I AM ME」のリアレンジバージョン。

 後者は、昭和61年のオリジナル▽平成元年のクリスマス・アルバム「Listen to my Heart」収録のバージョン▽円谷プロのCMで使われた「~version’96~」▽そして25年の「I AM ME」のバージョンだ。

 「時代もレコードメーカーも全部違うし、可能なら全部入れたら面白いと思っていたことが実現した」

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