環球異見・天皇陛下「お気持ち」

韓国・朝鮮日報「退位カードで改憲勢力にくさび」 中国・環球時報「ビデオで2年後を暗示」「安倍政権に難問」 独紙「戦前日本における天皇からの一段の離反」 

 中央日報も9日付社説で、陛下について「平和に言及し韓国への親近感を示してきた」と指摘。「韓国では安倍晋三首相たちの右傾化を牽制(けんせい)する百済系平和主義者としての評価を受けている」と伝えた。

 改憲志向の安倍政権を批判する形で、今回の「生前退位」を報じるニュースが多い中、朝鮮日報の論説委員は10日付紙面で、「日本国王の政治関与は違憲だ。万が一、現行の平和憲法を守るために彼が退位を表明したならば、それ自体が平和憲法を破る行為に当たる」などとし、こうした政治的な論調の矛盾を指摘するコラムを書いた。同紙が「退位カードで改憲論にくさび」と報じたのは前日。天皇陛下のメッセージに揺れたのは日本だけではなかった。(ソウル 藤本欣也)

 □環球時報(中国)

 ■安倍政権に難問突きつける

 9日付の中国共産党機関紙「人民日報」傘下の国際情報紙、環球時報は、天皇陛下が生前退位に関するお気持ちを示されたことについて、「安倍政権の右旋回への不満を示すものだ」とする趣旨の長文の分析記事を掲載した。

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