環球異見・天皇陛下「お気持ち」

韓国・朝鮮日報「退位カードで改憲勢力にくさび」 中国・環球時報「ビデオで2年後を暗示」「安倍政権に難問」 独紙「戦前日本における天皇からの一段の離反」 

 □朝鮮日報(韓国)

 ■「退位カード」で改憲論にくさび

 韓国の有力紙、朝鮮日報は9日付で、天皇陛下のビデオメッセージについて、「日王は象徴的存在であることを強調し象徴という言葉を8回使った」と指摘、天皇陛下を「国家元首」とすべきだなどと主張する改憲勢力に対し、「間接的にくさびを刺した」との見方で報じた。

 韓国メディアは天皇陛下を「日王」と表記する。韓国政府は正式呼称として「天皇」を使用しているが、メディアは依然として、「皇」ではなく、格が下の感じがする「王」を使う。「皇帝」は中国のみに存在するという、東アジアの華夷秩序に根ざした屈折した感情の表れとされる。

 ただ、天皇陛下を「親韓」「護憲」的と好意的に伝えている点は、どのメディアも同じだ。朝鮮日報は天皇陛下に関して、「日本の近現代史で一度も軍籍を有したことのない唯一の日王だ」とし、「戦争について反省している」との立場を固守してきたと強調。平成13年の会見で「桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると、続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」と発言されたことや、同17年のサイパンご訪問時に、韓国人犠牲者の慰霊塔を訪れたことも紹介した。

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