世界中で続出する女性リーダーは「男社会」に変革を起こすか? 小池百合子知事、蔡英文総統、メイ首相、クリントン候補…

世界の女性リーダー
世界の女性リーダー

 小池百合子都知事の就任で、世界の女性リーダーに焦点が当たっている。今年は台湾と英国で女性首脳が生まれ、米国では女性初の大統領誕生に期待も集まる。世界情勢が混沌(こんとん)とする中、能力ある人物を求める民意が差別や偏見をしのぐ。女性リーダーは「男社会」に変革をもたらすか。(藤沢志穂子)

G7「比率30%」達成

 「組織で女性など、少数派(マイノリティー)の比率が30%を超えると変革が起きる」との見方がある。米経済学者が1970年代に唱えた説がベースで、G7(先進7カ国)の女性リーダーに限れば「30%」はほぼ達成している。

 首脳では英メイ首相と独メルケル首相。そして米大統領選にヒラリー・クリントン前国務長官が王手をかけ、半数近い3カ国を占める可能性が出てきた。国を代表する主要自治体の女性トップでは小池都知事に加え、6月に就任した伊ローマのラッジ市長、仏パリのイダルゴ市長、米ワシントンのバウザー市長らだけでも4カ国を占める。

 世界を見渡せば、英国で女性リーダーの多さが際立つ。元祖は故サッチャー元首相で、メイ氏は女性としては26年ぶりに7月に首相に就任。英国の欧州連合(EU)離脱に反発するスコットランドのスタージョン行政府首相も脚光を浴びる。3人とも研究者や銀行勤務、弁護士などを経て政界入りした「たたき上げ」だ。

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