竹島上陸

韓国議員らは日本の抗議に「あきれる」「無礼だ」と反発、上陸強行の構え崩さず「日本は反省の姿勢示せ!」

 【ソウル=名村隆寛】日本の朝鮮半島統治からの解放記念日に当たる「光復節」の15日に、竹島(島根県隠岐の島町)への上陸を計画している韓国の国会議員らは、日本政府による抗議に対し、逆に「無礼だ」などと強い反発を示した。超党派の議員団は、予定通りに上陸を強行する構えだ。

 韓国の聯合ニュースによると、竹島上陸を計画している「国会独島(ドクト=竹島の韓国での呼称)訪問団」の団長を務める与党セヌリ党の羅卿●(=王へんに援の旧字体のつくり)(ナ・ギョンウォン)議員は「わが領土を訪問することへの日本のこうした抗議にはあきれる」とした上で、「予定通りに独島を訪れ、団長としての役割を果たす」と述べた。

 また、最大野党「共に民主党」の金鍾民(キム・ジョンミン)議員は「韓国の領土である独島に韓国の国会議員が訪問することに対し、『行くな』というのは無礼だ。光復節に(日本は)反省の姿勢を示すべきだ」などと反発した。

 訪問団は、セヌリ党と、共に民主党のほか、第2野党「国民の党」の計約10議員で構成され、15日午前、ヘリコプターで竹島に上陸する計画という。日本政府は議員らの上陸計画に対し13日、韓国外務省と在日韓国大使館に強く抗議した。

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