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太閤・豊臣秀吉の死をきっかけに、豊臣政権は分裂へと向かう-。天下分け目の「関ケ原の戦い」へと話が展開していくNHK大河ドラマ「真田丸」。五奉行の石田三成は豊臣家中の分裂を食い止めようと奔走するが、徳川家康を筆頭とした他の大名はついてこない。石田三成役を演じる山本耕史(39)は、「こんなに殿下(秀吉)のために尽くしてきたのに、三成は追いやられたり、人が離れていったり。撮影の後半、『人生は理不尽だな』と思いました」と、苦笑混じりに振り返った。(本間英士)
《7月下旬にクランクアップ。半年にわたり三成を演じた今の気持ちは》
あっという間でしたね。まだまだ真田信繁の物語は続きますが、「大坂編」では有名な事件や出来事がたくさん描かれましたし、豪華な共演の方々と密な時間を駆け抜けさせてもらいました。
《秀吉の死後、豊臣家には亀裂が入る。三成は豊臣家を守るため奔走する》
三成は、殿下(秀吉)に従順なんですよ。死の間際の殿下が、「家康を殺せ」と三成だけに言っていましたが、ある意味、それに捉われてしまったんです。
殿下の死後は、見ていてつらいですね。三成が頑張っているのに、大名はみんな家康の方に集まって、三成の方には全然集まらない。「三成、こんな人望ないんだな…」って思いましたし、心が痛みました(苦笑)