真田丸の注目人物

石田三成演じる山本耕史がたっぷり語った! 「三成って人望ないんだな」「三谷幸喜さんはすぐ僕を脱がそうとする…」

 《俳優・山本耕史にとって、「真田丸」の石田三成はどういう役となったか》

 脚本の三谷(幸喜)さんは、自分にとって転機になる役を振ってくださる方。(土方歳三役で出演した)12年前の大河「新選組!」でも、俳優の幅を広げてもらいました。三成は、三谷さんがおそらく好きな人物。不器用ではあったけれど、この(策謀うずまく)「真田丸」において、とても清く正しく駆け抜けることができました。寂しさはあっても、悔いは残りません。

 昨年に(女優の堀北真希と)結婚してから、これだけ長い間一つの役に関わるのは初めて。思い出深い役になりました。

 《水ごり(冷たい水を浴びて体を清める)シーンでの鍛えられた肉体が話題となった》

 三谷さんは、どの作品でも僕を脱がすんですよ(笑)。今回も事前に、「脱いでもらおうと思います」というメールが来ました。だから、3~4カ月かけて(体を)とにかく大きくしたら、三谷さんから「鍛えすぎじゃないか? むしろ気持ち悪い。もったいないので、もう一回(改めて)脱がします」って言われて…。だからその後、さらに(体を)絞りましたよ。

 打ち首シーンの撮影時にも、監督に「脱ぎます?」って一応聞きました。そしたら、「ああ、それもありだな…」って顔をされて。あわてて、「ウソ、ウソ!」と言いました(笑)。

会員限定記事会員サービス詳細