8月11日は山の日

遭難者の7割が40歳以上 山梨県の山岳遭難が過去最悪のペースで急増中 転落、転倒、道迷いなど…

【8月11日は山の日】遭難者の7割が40歳以上 山梨県の山岳遭難が過去最悪のペースで急増中 転落、転倒、道迷いなど…
【8月11日は山の日】遭難者の7割が40歳以上 山梨県の山岳遭難が過去最悪のペースで急増中 転落、転倒、道迷いなど…
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 国内有数の山岳地帯である山梨県内の山岳遭難が、過去最悪のペースで増えている。今年上半期のまとめでは、中高年の登山ブームも背景に、遭難者の7割が40代以上という。夏山シーズン真っ盛り。仕事の疲れが残っていたり、急な天候の変化にも注意が必要だ。

 山梨県警が7月下旬に発表した平成28年上半期(1~6月)の山岳遭難は、発生件数が48件で前年同期(31件)の約1・5倍のハイペースになった。遭難者数も54人で、前年同期(33人)の約1・6倍。いずれも「過去最悪の水準」(同県警)で、前年よりも雨の日が少なく、登山者が増えたことも影響したとみられる。

 同県警によると、統計が始まった昭和50年代以降、同じ上半期では平成25年が発生件数41件・遭難者数45人で最多だったが、今年は件数・人数ともに、これを上回った。

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