防衛最前線(82)

戦後初の国産旅客機YS11は空自機として現役飛行中! 天皇陛下も「羽田で見守ったことが懐かしい」とご言及

【防衛最前線(82)】戦後初の国産旅客機YS11は空自機として現役飛行中! 天皇陛下も「羽田で見守ったことが懐かしい」とご言及
【防衛最前線(82)】戦後初の国産旅客機YS11は空自機として現役飛行中! 天皇陛下も「羽田で見守ったことが懐かしい」とご言及
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 「かつて日本で戦後初めてつくられたプロペラの旅客機YS11の試験飛行を、羽田の空港で関係者と共に見守ったことが懐かしく思い起こされました」

 天皇陛下は昨年12月のお誕生日を前にした記者会見で、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の試験飛行が行われたことに関し、こう述べられた。皇太子さまも今年2月のお誕生日を前に「私自身、小学校6年生の時に、生まれて初めて乗った飛行機が戦後初の国産のYS11機でした」と語られている。

 すでに民間航空会社の定期航路から姿を消したYS11だが、国内では航空自衛隊で現役続行中だ。平成18年に航空法が改正され、高価な空中衝突防止装置の設置が義務付けられたことで民航機は引退を余儀なくされたが、自衛隊機には同法が適用されないためだ。

 主に輸送機として活用されている。民航機と比べて自衛隊機は飛行時間が短く、きめ細かな整備や、部品が国内で補給しやすい点も長生きの秘訣(ひけつ)だという。

 YS11は戦後初の国産プロペラ旅客機だ。連合国軍総司令部(GHQ)から禁止されていた航空機製造などに関する活動が解禁され、昭和37年に試作機が初飛行した。零戦や隼など戦時中の戦闘機を手がけた技術者が結集して作り上げられたこともあり、YS11の初飛行は戦後復興の象徴でもあった。

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