リオ五輪

中国、オーストラリアのテレビ局にもかみ付く 中国選手団が画面に映ったのはわずか2秒 「故意」「差別」と過剰反応

 リオデジャネイロ五輪の国旗問題やドーピング絡みの中傷問題で、各方面に抗議している中国が、オーストラリアのテレビ局「チャンネル7」にもかみ付いていることが8日、明らかになった。被害妄想がさらに膨らめば、何事にも過剰反応し、クレーマー化する恐れさえある。

 中国国営新華社通信などによると、同局が5日のリオ五輪開会式を中継した際、中国選手団が入場してくると間もなく、コマーシャルに切り替わった。中国選手団が画面に映ったのはわずか2秒だったという。

 また、メダル予想を取り上げた番組では、各国・地域の獲得メダル数や順位を表示したボードで、中国の位置になぜか南米チリの国旗が掲示されるミスが起きた。

 これに対し、オーストラリア在住の中国人や華僑が激怒。「Fan Yuming」と名乗る人物が、インターネット上でチャンネル7に謝罪を求める署名活動を始めたところ、8日の時点で8000人以上の賛同が得られたという。

会員限定記事会員サービス詳細