天皇陛下「お気持ち」

政府は「大河の流れ」を見てお言葉を考えよ ジャーナリスト・櫻井よしこ

 今回の映像を見て感じたのは、自らが思い描いた天皇像を実践してこられた誠実さだった。そのお気持ちを目の当たりにした国民は、陛下が国民のことを考え、働いてくださっていることを、心からありがたいと理解するはずだ。

 陛下は国民に寄り添いたいと考え、それを実行されてきた。天皇の存在は「存在しているだけで意味がある」という意見もあるが、国民に寄り添うために遠方の地まで出かけていかれる行動や思いには万人の心にしみ入る尊さがある。

 政府は、悠久の歴史を引き継ぐ、ゆったりと長い大河の流れを見るようにして、このたびのお言葉について考えなくてはならない。軽々な変化は慎むべきだ。 (談)

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