政府は、既成事実化を図っているとみて中国公使を呼んで抗議するなど強く反発したが、中国外務省は、「緊張を高める行動は取らないよう強烈に希望する」とうそぶいている。
また、韓国の韓国の聯合ニュースは「歴史修正主義の傾向がある強硬右翼の人物が抜擢された」と伝え、東亜日報は「女安倍」とも表現したという。
北朝鮮は3日、日本のほぼ全域を射程とする弾道ミサイル「ノドン」を発射、秋田県沖約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)に弾頭部分が初めて落下した。韓国の政府当局者は、「北朝鮮は今回、より長い飛距離を示すことで、周辺国に対する攻撃能力を誇示しようとしたのではないか」との見方を示した。
かように中国も北朝鮮も「ステージ」をあげて日本の「覚悟」を試しているのだ。(黒沢通)