【産経抄】原爆の日とリオ五輪…負の記憶を宿して聖火はきょうも揺れている 8月7日(2/2ページ) - 産経ニュース

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原爆の日とリオ五輪…負の記憶を宿して聖火はきょうも揺れている 8月7日

 ▼聖火のたどった道を逆進し、侵攻を重ねたのが第二次世界大戦のナチス・ドイツだった。為政者の胸ひとつで、火は簡単にその意味を変えてしまう。「平和の祭典」に残された、光の届かない暗部であり教訓だろう。負の記憶を宿して、聖火はきょうも揺れている。

 ▼核廃絶への道のりは遠く、世界から戦火が消える気配もない。リオの祝祭には、戦乱を逃れた「難民五輪選手団」が参加している。火が揺れるに任せるだけではいけない。「火」を守るには、やはり人の手が要る。