【藤本欣也の韓国探訪】朴正熙と蒋介石が握手を交わす1枚の写真 不思議な因縁がつむぐ韓国華僑の秘められた歴史は(8/12ページ) - 産経ニュース

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藤本欣也の韓国探訪

朴正熙と蒋介石が握手を交わす1枚の写真 不思議な因縁がつむぐ韓国華僑の秘められた歴史は

 宋教授は韓国華僑に台湾籍が多い理由について、韓国政府が外国人の不動産所有・管理などを厳しく規制していた影響を指摘する。

 「韓国で思うように投資できないため、台湾に移住したり、子供を台湾に留学させたりする華僑が少なくなかった。それは中国大陸出身ながら、台湾との結びつきが強い華僑が増えていく結果をもたらした」

 このことは、92年の中韓国交樹立後も、韓国で台湾から中国へのパスポート切り替えが進まなかった理由にもなった。

 また、華僑の指導層に「反共ムード」と「中国へのアレルギー」が根強く残ったことも、台湾に固執する一因になった-と宋教授はみている。

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 群山市内に「敵産家屋」と称される日本式家屋が多数残っていることは、前回の「探訪」で触れた。

 群山華僑小学校も、かつて遊郭だった木造の建物を校舎として利用していた。2002年に火事で焼失してから使用している現校舎は、台湾当局の援助などを基に建てられた。