藤本欣也の韓国探訪

朴正熙と蒋介石が握手を交わす1枚の写真 不思議な因縁がつむぐ韓国華僑の秘められた歴史は

 国交樹立後に韓国にやって来た新華僑の影響力は時間の経過とともに増している。

 ソウルには中国政府系の華僑組織、「中国在韓僑民協会」も設立されており、ソウルの日本大使館前で反日デモなどを組織している。

 仁川のチャイナタウンの一角に、韓国華僑の歴史を紹介する「韓中文化館」があった。さっそく展示物を見て回ると、おかしなことに気が付いた。

 説明文は韓国語と中国語で書かれているのだが、その中国語の字体が、中国大陸で使う「簡体字」なのだ。チャイナタウンに押し寄せる中国大陸系の観光客向けなのだろう。

 しかし、仁川華僑小学校で教えている台湾の「繁体字」ではなく、「簡体字」で書かなければならない現実に、韓国華僑を取り巻く厳しい状況が垣間見えた気がした。