五輪フェンシング

初戦敗退の太田 「集大成」として金メダルを狙ったが…

 22年のフェンシング人生を懸けた「集大成」のリオ五輪が、初戦で幕を閉じた。4度目の晴れ舞台で、「自分のキャリアの中で欠けている」と切望する五輪金メダルを見据えた太田。アウェーのブーイングを浴びた地元ブラジル選手との2回戦は、リードを許す展開で敗北を喫した。

 愚直に剣士道を歩んできた。2008年北京五輪個人と12年ロンドン五輪団体で銀メダルを獲得。その後約1年間の休養を経て、気持ちは引退に傾きながらも「自分の可能性を感じた」と復帰を決断。瞬発力を鍛え直して臨んだ昨夏の世界選手権で、日本勢初の金メダルに輝いた。

 「ニート剣士」として注目を集め、フェンシングの発展にも全力を尽くしてきた30歳。「今の若手は非常に強い。東京五輪にいい形でつなげていきたい」と覚悟で臨んだ勝負が終わった。(吉原知也)

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