鎌倉を拠点に自然観察会を開いている造園家の著者が、都会でも簡単に見つけられる「みちくさ」を、その特徴や見どころなどを解説。さらに観察の仕方や「みちくさ」で作る草木染など、幅広い楽しみ方が掲載されている。
「植物図鑑にはたくさんの種類が載っているが、野山や公園に行かないと見られない花ばかりで、こういう本はありそうでなかった。著者の観察会には若い女性も多く集まるそうで、身近な花のことを知りたいという人はかなりいるということでしょう」と志水編集長は話している。(文一総合出版・1800円+税)
藤井克郎