東住吉女児焼死再審

怒鳴られて怖くて…「自白」と闘った弁護団の20年 青木さん、朴さん10日に再審無罪へ

検察側が再審公判での有罪主張を撤回したことを受け、青木恵子さん(手前)とともに記者会見する斎藤ともよ弁護士=3月16日、大阪市北区の大阪司法記者クラブ
検察側が再審公判での有罪主張を撤回したことを受け、青木恵子さん(手前)とともに記者会見する斎藤ともよ弁護士=3月16日、大阪市北区の大阪司法記者クラブ

 大阪市東住吉区で平成7年、小学6年の女児=当時(11)=が焼死した火災で、殺人などの罪で無期懲役刑が確定後、昨年10月に釈放された母親の青木恵子さん(52)と内縁の夫だった朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(50)の再審判決公判が10日、大阪地裁(西野吾一裁判長)で開かれる。弁護団が行った実験で火災は車のガソリン漏れによる自然発火だった可能性が強まり、検察側も有罪主張を撤回。2人に無罪が言い渡されるのは確実だ。逮捕から20年余り、自白偏重の捜査、それを看過した司法と闘ってきた弁護団にとっても、大きな区切りとなる。

 「やったのですか」

 「やっていません」

 21年前の7年9月11日、大阪府警東住吉署の接見室。当番弁護士として駆け付けた斎藤ともよ弁護士(大阪弁護士会)に、青木さんはこう訴えた。

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