鳥インフルで騒がせた「養鶏場跡地」をロケ地に…誘致事業を本格化 京都・京丹波町

ロケ地となる予定の養鶏場跡地=京都府京丹波町
ロケ地となる予定の養鶏場跡地=京都府京丹波町

 平成16年に鳥インフルエンザが発生した京都府京丹波町の養鶏場跡地を映画のロケ地として整備している同町が、ロケ地誘致の事業計画を発表した。鳥インフルのマイナスイメージを払拭し、ロケ地整備のほか、町内の観光地を含めた観光ルートの設定やオリジナルロケ弁当開発なども行い、町の総力を挙げた事業として、取り組んでいく方針だ。

 ロケ地となる現場は、養鶏場「浅田農産船井農場」の跡地約4.7ヘクタールで、16年の鳥インフルの発生で24万羽以上を殺処分することになり廃業していた。その後、土地の寄付を受けた同町が、ロケ地利用を決定。国の交付金約4千万円を活用し、跡地整備や誘致事業を行うことを決めた。

 今後、誘致のためのPRや映画撮影に必要な調整などを行う「京丹波ロケーションオフィス(仮称)」を設置するほか、郷土料理を使ったオリジナルロケ弁当の開発、町内の観光地と合わせた観光ルートの設定など、町を挙げた事業として推進していく方針だ。

 担当者は、「『京丹波といえばロケ地』というイメージを定着させ、観光促進や雇用の創出など、町の活性化につなげていきたい」としている。 

 現地は、自然に囲まれているうえ、京都縦貫自動車道の丹波インターチェンジから車で10分ほどの場所にあるなど好立地で映画関係者からも好評。同町は、カメラアングルに支障となる建物の除去など、養鶏場跡の整備を進めており、7月末にはすでに第1号となる綾瀬はるかさん主演の映画「本能寺ホテル」の撮影も行われたという。

 同町は、町の魅力を発信する町民参加型プロモーションビデオも作成する予定。11日には、京丹波町中央公民館(同町蒲生野口)で、出演する子役のオーディションを実施する。募集するのは、同町在住の小学生男女計3人。問い合わせは、同町商工観光課(電話0771・82・3809)。