【衝撃事件の核心】男性器増大「性的魅力アップ」のはずが患部壊死の悲惨…コンプレックス弄ぶ美容医療の闇(1/5ページ) - 産経ニュース

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衝撃事件の核心

男性器増大「性的魅力アップ」のはずが患部壊死の悲惨…コンプレックス弄ぶ美容医療の闇

サイズの大小や包茎など、男性器のことで人知れず悩みを抱えている人は決して少なくないだろう。適切な手術を受ければ、そんなコンプレックスから解放される可能性はある。だが近年、一大決心をして向かったクリニックで逆に症状が悪化したり、ぼったくりまがいの高額請求をされたりする悪夢のような事態が相次いでいる。大阪府内の男性は性器増大手術を受けた後、患部が壊死(えし)して一部切除を余儀なくされるという、とんでもない被害に遭った。「セックスどころか人に見せることすらできない」。いっそ死んでしまいたい-。一時はそこまで思い詰めたという。問題のクリニックはすでに閉鎖。男性は医師らを相手取り、損害賠償を求めて訴訟に踏み切った。

「半額」の誘惑に負け…

「どうせなら、大きい方がいいじゃないですか」

平成26年6月、大阪・ミナミの美容クリニック。初めて訪れた40代の田中貴弘さん=仮名=は、「カウンセラー」なる肩書の職員にそう勧められた。当時のやりとりを田中さんの証言からたどっていく。

田中さんが考えていたのは性器増大手術だった。フィラーと呼ばれる充填(じゅうてん)剤を注入して、先端の亀頭部分を大きくするのだ。

田中さんは20年以上前に包茎手術を受けており、性器に対するコンプレックスはなかった。ただ、もう少し魅力を高めたいという欲があった。ネットで検索し上位に表示されたのが、ミナミにあるクリニックだったという。

田中さん「何本くらい注射したらいいの」

カウンセラー「3~5本くらいですかね。それで物足りないという人もいます」

そしてカウンセラーが切り出したのが「どうせなら大きい方が」という冒頭の発言。「本来なら注射1本10万円ですが、今日手術をするなら、5本分の値段で10本できますよ」