主張

再改造内閣 成長へ効果上げる采配を

 参院選後の内閣改造で、安倍晋三首相は主要閣僚を留任させる一方、新人8人を登用した。

 首相は会見で「未来への責任を果たしていくことが最大の使命だ」と語った。同時に「選挙で約束した政策をスピード感をもって実行する」とも述べた。

 新体制の下、デフレからの脱却を急ぎ、民需主導の持続的な成長基盤を構築しなければならない。

 首相に求められるのはこの布陣で真に成長を加速できるよう、采配をふるう強い統治力である。

 政府内での重複を排し、重要課題に対して最大限の効果を上げられる取り組みに努めてほしい。

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