浪速風

いくら「粉もん」の大阪でも

「粉もん」の代表格、お好み焼き
「粉もん」の代表格、お好み焼き

松本零士さんの漫画「男おいどん」の主人公、大山昇太(のぼった)の好物はラーメンライスだった。パンツにサルマタケと称するキノコが生えるカビくさい四畳半での下宿生活は、小欄の学生時代と重なる。ラーメンライスもよく食べたが、大阪に来て、お好み焼きにご飯がつく定食が普通にメニューにあるのに驚いた。

▶大山昇太が大阪暮らしだったら飛びついたのではないか。「重ね食べ」というらしい。お好み焼き、たこ焼き、焼きそば、うどんなどをおかずに、主食のご飯、パンを。大阪府の健康・栄養調査では、男女とも4人に1人が1日1食以上というから、さすが「粉もん」の街である。

▶確かに、安くて、うまくて、腹がふくれる。ただし炭水化物ばかりでは栄養のバランスが悪い。いかにも太りそうで、「肥満」とされる男性の70%、女性で56%が週に1回以上の重ね食べをしていた。いくら「食い倒れ」といっても、こうした食生活で生活習慣病に倒れては笑えない。