「長かった」〝世代交代かけた戦い〟9連覇達成から一夜明け、羽生棋聖喜び語る

9連覇達成から一夜明け、喜びを語る羽生善治棋聖=2日午前、新潟市・岩室温泉の「高島屋」
9連覇達成から一夜明け、喜びを語る羽生善治棋聖=2日午前、新潟市・岩室温泉の「高島屋」

 産経新聞社主催の将棋タイトル戦「第87期棋聖戦五番勝負」を3勝2敗で制し、9連覇を達成した羽生善治棋聖(45)=王位・王座=が、第5局から一夜明けた2日朝、対局の舞台となった新潟市・岩室温泉の「高島屋」で、「長かった。ほっと一息つけました」と喜びを語った。

 今シリーズは、若手の有望株、永瀬拓矢六段(23)と対決。羽生棋聖が5月に名人を失ったこともあり、〝世代交代をかけた戦い〟と注目を集めた。羽生棋聖は「始まる前から自分の方が先にカド番になることも想定していた」といい、その通りの展開に。シリーズ中、自己ワーストの6連敗も記録した。

 しかし百戦錬磨の第一人者は「結果にこだわらず、次に集中することを心がけた」。1勝2敗から2連勝しての逆転勝ち。常々「若手への対応」を課題にあげているが、「今回の勝利で自信をもって臨むことができそうです」と話す。

 これでタイトル獲得は通算95期となり、夢の大記録の100期に向け、また一歩前進。「とりあえずは来年の棋聖戦に気力、体力が充実した状態で臨めるようにしたいですね」と語った。

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