ビジネスの裏側

リオ五輪選手が乗馬指導…知る人ぞ知る代表常連企業「乗馬クラブクレイン」に潜入

【ビジネスの裏側】リオ五輪選手が乗馬指導…知る人ぞ知る代表常連企業「乗馬クラブクレイン」に潜入
【ビジネスの裏側】リオ五輪選手が乗馬指導…知る人ぞ知る代表常連企業「乗馬クラブクレイン」に潜入
その他の写真を見る (1/2枚)

 約30年にわたって五輪の馬術競技に代表選手を送り続けている企業「乗馬クラブクレイン」(大阪府羽曳野市)をご存じだろうか。リオデジャネイロ五輪の総合馬術競技にも、奈良県立山辺高校出身の北島隆三選手(30)の出場が内定している。同社は会員制乗馬クラブの経営、乗馬スクールの開講などが主な事業内容だが、日本の馬術競技を支える存在としても注目される。一線で活躍する北島選手らも社員として乗馬クラブのインストラクター業務に励み、技術を見せることで会員の呼び込みを図る。その思いは「マイナー競技の人気を高めたい」。

(栗井裕美子)

クレイン育ち

 リオ五輪への出場が内定している北島選手は6月、活動拠点とする英国から一時帰国。乗馬クラブクレインが運営する奈良県天理市の「クレインオリンピックパーク」で調整を行っていた。馬術を志した小学5年のときから通い慣れた乗馬クラブで、ずっと鍛錬を重ねてきた。五輪を間近に控え、見学者の前で、馬と心を一つにして自在に操り、斜め方向に移動しながらステップを踏むなどの技を披露した。

 北島選手は明治大学を卒業後、同社に入社。30歳という若さ、センスの良さから、馬術の世界で将来を嘱望されているという。社内の選抜試験で特別強化選手にも選ばれ、昨年1月には馬術競技の本場・英国に拠点を移した。平成27(2015)年は数多くの試合に出場して急成長。今年3月、リオ五輪出場権を獲得した。