【スポーツの現場】「マグロ」だけじゃない!? 近大、リオ「正念場」…OB4人出場も、現役代表ゼロ(1/3ページ) - 産経ニュース

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「マグロ」だけじゃない!? 近大、リオ「正念場」…OB4人出場も、現役代表ゼロ

 関西圏の大学の中で多くの五輪選手を輩出してきたのが近大だ。リオデジャネイロ五輪にも競泳の入江陵介(イトマン東進)やアーチェリーの古川高晴(近大職)らOB4人が出場するが、現役学生は各競技で代表入りを逃した。4年後の2020年東京五輪で10人の代表輩出を狙う近大にとって、リオはまさに「正念場」となる。

現役学生はゼロ

 近大がこれまで最も多くのメダリストを輩出してきた競技は競泳。04年アテネ五輪では男子200メートルバタフライで山本貴司が銀メダルを獲得し、女子200メートルバタフライでも中西悠子が銅メダルを獲得。山本は男子400メートルメドレーリレーでの銅メダル獲得にも貢献した。

 12年ロンドン五輪でも入江が銀2、銅1(リレー含む)のメダルを獲得する活躍をみせ、寺川綾も女子100メートル背泳ぎで悲願の銅メダルを獲得。山本や入江、寺川に共通するのは、学生時代から五輪の経験を積み重ね、社会人になってからのメダル獲得につなげた点だった。

 ただ、リオ五輪には入江と山口美咲(イトマン)の卒業生2人が出場するものの、現役の大学生はパラリンピックに一ノ瀬メイが出場するのみで、五輪には代表を出せなかった。

 13年秋から母校の水上競技部の監督を務める山本は「関東の大学に負けたくない気持ちはあるけど、現役の学生の力はまだまだ足りない」と話す。近大は名門のイトマンスイミングスクール(東大阪市)と連携し、ジュニア世代から一貫した指導体制を構築してきたが、13年に東京五輪招致が決まって以降、有力選手が関東の大学に進学するケースが増えているのが停滞の要因にもなっている。