東京都知事選

鳥越俊太郎氏演説詳報(27日)「原発は核兵器と同じ。東京250キロ圏内の原発廃炉を求める」

 環境によしということ。幸いなことに東京都は環境問題については先進(的)です。さまざまな問題をクリアしてきました。そういう意味では環境先進です。しかし残念ながら日本全体を見ますと、大きな懸念、心配が皆さんにもあるんではないでしょうか。私はそのことを最後にお訴え申し上げます。それは東京都は平和を守る都市、そのことを高らかに掲げたいと思います。平和というのは実は環境なんです。環境問題でもあるんです。平和でなければ私たち人間は生きていけません。残念ながら明治維新以来、日本の近代の歴史は日清、日露、日中、太平洋戦争と4つの戦争を繰り返し、20年に1回戦争してきた。そのため多くの人命が失われた。これは皆さんご存じの通りです。東京でも昭和20年3月10日、東京大空襲で一晩のうちに10万人が命を失った。こういう現実がある。これは平和という環境がなければ、東京都民も安心して暮らしていくことができないということを歴史的な事実だと、私ははっきりと申し上げたいと思います。まず東京都は平和、戦後一回も戦争してこなかった、平和を守ってきた、その伝統はしっかりと守り続ける。東京都知事として私は責任を持ちます。

 2番目の問題。私たちは今、何によって生かされていると思っていますか。一番大事なことは憲法です。憲法というのは私たち国民の、国民主権というものをきっちりと根底に据えて、言論の自由もある、何を言っても逮捕されない、戦前は戦争反対と言えば特高がやってきて逮捕された、そういう大変不自由な世界でした。そういうのはもうごめんです。私たちは何を言っても逮捕されない。人を傷つけない限りは報道の自由、意見を言う自由、何かを信じる自由、ものを言う自由がある。その憲法をしっかりと守っていこうではありませんか。