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東京都知事選に出馬している鳥越俊太郎氏は27日、記者団の囲み取材に応じ、自身に関する週刊新潮の記事について刑事告訴する方針を示す一方、「それ以上の話はやめてください」と質疑を拒んだ。石原慎太郎氏から「売国奴」と言われたことへの見解を問われると、「私は売国ではない」と反論した。主なやり取りは次の通り。
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「皆さんの質問の前に私の方から一言お伝えしたいことがあります。私は現物をまだ見ていませんけど、週刊新潮が週刊文春と同じような記事を書いていると聞かされました。実は週刊新潮は十数年前に同じ話で私のところに取材に来て、私はもちろん虚偽であると否定しましたけど、週刊新潮は最終的には書けなかった話です。それを十数年経って何の新しい事実もなしに蒸し返しているのは大変残念なことだと思っています」
「従ってそれについては週刊文春と同様に、名誉毀損(きそん)及び選挙妨害で刑事告訴をするということで、法定代理人と連絡を取って、そういう措置を取るようにしております」
「従ってこれについての取材は法定代理人及び弁護士に全て窓口を一本化していますので、今日はここで私はその話をしたことによって、終わりにしてほしいと思います」