<東京・伊豆大島 午前11時40分ごろ>
町役場の前にお集まりの皆さん、初めまして、こんにちは。鳥越俊太郎でございます。大島は正直なところ、初めて参りました。高速船に乗って1時間45分くらいですか、東京から大阪に行くより近いなと思って参りました。聞くところによると、伊豆半島の南端よりは北の方に位置していると聞きまして、ああ、そうなんだと改めて思いました。大変今日は天気が良くて、日の光がさんさんと降り注いでいますし、船を下りた途端、空気がおいしいなと思いました。ここはとても住みやすいところだなあと、こんなところで余生を暮らせたらいいなあと、私も正直思いました。
しかし、実際に島の皆さんにいろいろ話を聞いてみると、必ずしもいいことばかりではないということが分かりました。先ほど、お母さん方にお話をうかがった。そのとき皆さんが一番何がおっしゃりたいか、私が聞きました。一つはやはり医療費の問題、病院ですね。ここからだと東京の広尾病院(都立・渋谷区)に収容されてしまう。そうすると、そこに(家族らが)行き来するときの交通費が高い。交通の便が良くない、なかなか大変なんだと。(大島は)物価も少々割高だとおっしゃっていました。しかし、私がお話を聞いたお母さん方はほとんどが島で生まれたのではなく、島に嫁いで来られた方でした。その方々はやはり島を愛している。そのお母さん方は、まず都議会議員の数が多すぎるともおっしゃっていました。何とかしなさいと。私の手で都議の数を減らすことはできませんが、課題としてしっかりと受け止めました。