科学・流行するジカ熱

ウガンダの森から世界に拡大…リオ五輪機に日本でも感染の恐れ ギラン・バレー症候群との関連指摘する声も

 だが小林氏は国内感染の恐れがあるとみており、「リオの8月の平均最高気温は25度で、蚊には好適。侮らない方がいい」と警鐘を鳴らす。

 ジカ熱の治療は対症療法で、特別な治療薬はない。専門家によると、抗ウイルス薬は一般に副作用が大きく、軽症で済むジカ熱は致死率が高いエボラ出血熱などと違って使いにくい。ワクチンの実用化は数年かかるとされる。

 一方、長崎大はウイルスを短時間で検出できる新たな検査法を開発した。実用化すれば従来の約6分の1の20分程度で検出が可能。同大の安田二朗教授(ウイルス学)は「簡便で迅速な検査法が必要な流行地域で効果を発揮する」としており、感染拡大の抑制が期待される。