科学・流行するジカ熱

ウガンダの森から世界に拡大…リオ五輪機に日本でも感染の恐れ ギラン・バレー症候群との関連指摘する声も

 世界保健機関(WHO)によると、感染はこの数年間で急速に拡大し、07年から今月20日までに65カ国・地域で確認。日本では海外で感染して帰国した人はいるが、国内での感染は報告されていない。

 ジカ熱の発症率は2割ほどで、大半の人は感染に気付かない。国立感染症研究所の小林睦生名誉所員(衛生昆虫学)は「日本でも無症状で帰国した人が外出して蚊に刺され、感染が広がる恐れがある」と指摘する。

 ■ワクチンは数年後

 気になるのはリオ五輪の影響だ。日本人の選手や観客が現地で感染して帰国し、国内感染を招く心配はないのか。WHOは「感染力が低い(南半球の)冬季に開催するため、五輪による国際的な拡大の恐れは極めて低い」と楽観的な見解を示している。

 厚生労働省も「刺されないように長袖の衣類や虫よけスプレーの使用は重要だが、蚊の活動は活発ではなく、それほど心配はない」(結核感染症課)としている。