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ALAで自ら潤い生む肌に アミノ酸、細胞から活性化

ALAが肌の水分を作り出す
ALAが肌の水分を作り出す

 強い日差しは肌の大敵。酷暑の頃はもとより、夏の疲れが出るこの先の季節も注意が必要だ。最近は肌の潤いを外から補うのではなく、細胞の中で自ら水を作り出すスキンケアの試みが進められている。鍵を握るのはALA(5-アミノレブリン酸)というアミノ酸。細胞内のエネルギー産生を促進し、全身的な健康にも寄与すると期待されている。(谷口康雄)

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 皮膚科の専門医で美容医療、アンチエイジングに取り組んでいる銀座スキンクリニック(東京都中央区)の坪内利江子院長は、ALAを配合した化粧水、クリームなどを使った美肌ケアを実践している。クリニックに通う患者の協力を得て、ALAを配合した化粧品でテストし、10日間で肌の角層の水分量が平均で約1・8倍、弾力は約3倍にアップしたという。

 「さまざまな成分で臨床テストを行っていますが、短期間でこれだけ効果が出たのは初めて。数日で肌のハリが感じられ、しわ、毛穴のきめなども改善されていきます。目元のように皮膚が薄く、乾燥しやすい部分ほど大きな違いが現れるようです」と坪内院長は話す。

 人間をはじめ多くの生物は、細胞内にある小器官のミトコンドリアで、酸素を使ってエネルギー変換を行い、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー物質を産生する代謝が行われる。同時に最終産物として水(代謝水)が作られ、二酸化炭素が排出される。